世界の現場で僕たちが学んだ「仕事の基本」

  • 2015.02.25 Wednesday
  • 04:30
キンドル版(電子書籍)です。

『世界の現場で僕たちが学んだ「仕事の基本」』
長嶺義宣・外山聖子【編】
国際機関で働く若手実務家17人【著】
阪急コミュニケーションズ
ISBN978-4-484-14217-3
定価:本体1500円+税

一冊の本が読者から届いた。今夏に出版された本で、国際機関やNGOでキャリアを積む30代〜40代の17人が登場する。

編集をしているのは長嶺義宣さんと外山聖子さん。長嶺義宣さんはスイスと縁が深い人。

バーゼルで青少年期を送りバーゼル日本語学校の卒業生でもある。

その後、ジュネーヴ高等国際問題研究所修士課程を修了し、赤十字国際委員会(ICRC)の仕事をしてきた。

そして、ICRC駐日事務所の設立に尽力し2012年6月まで初代所長を務めてきた。ダボス会議のヤング・グローバル・リーダーにも選出されている。

長嶺義宣さんたち国際機関やNGOで精力的に働く17人は、「ほとんどがごく普通の一般家庭で生まれ育ったいわゆる純ジャパニーズだ。ただ活動する舞台がたまたま海外になった人たちである」(「はじめに」p. 4)しかし、彼らは一般の人と違うところがある。本書では、世界で生き抜く力に必要とされる12項目に沿って、17人がエピソードを紹介していく。それらの証言は技術的な「スキル」ではなく、より広い「人間力」だ。

本書が「万事に供えるハウツー本ではない」ことが「はじめに」で断られているが、これから社会に出て活動しようとする若者にとって実践的に役立つ経験や直面する問題に対して「真摯に向き合う」姿勢を学ぶことができるに好著である。