元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

  • 2012.10.11 Thursday
  • 07:12
評価:
レオ・マルティン
阪急コミュニケーションズ
¥ 1,680
(2012-07-26)

ツーク近郊のCham在住の翻訳家シドラ房子さんは、ドイツ語の本を精力的に翻訳し出版している。

『グリエツィ』誌上でも「本の紹介」欄で、

『縮みゆく記憶』
(ランダムハウス講談社、ISBN 978-4-270-10219-0)

『絵画鑑定家』
(ランダムハウス講談社、ISBN 978-4-270-10335-7)

『その一言が歴史を変えた』
(阪急コミュニケーション、ISBN 978-4-464-10109-5)

『ヌードルの文化史』
(柏書房、ISBN 978-4-7601-3999-6)

の翻訳本を紹介してきた。


今回、著者から届いた新翻訳本は『心に入り込む技術』というタイトル。

一見、精神分析か心理学系の本かと思いながら、もう一度タイトルをよく見ると、一番上に「元ドイツ情報局員が明かす…」とある。

そして、帯には「親しみや信頼は意識的に作り出せる。

誰もがあなたを信じてしまう「17のミッション」&「情報マニュアル」とある。

本書は、ドイツの法律行政専門大学で犯罪学を専攻し、1998年から2008年までドイツ連邦情報局に勤務し、犯罪組織の解明に従事した著者が、「最短時間で見ず知らずの人の心に入り込み、信頼関係を構築する独自の技術」を披露してくれるというもの。

情報局員のノウハウが日常の一般社会生活にも通じるものとして紹介されていて面白い。

読みながら、なるほど、こういう「技術」を使っていけば、親しみや信頼を得ることができるのだろうな…と思いながら、実は、それが簡単にできないからノウハウが分かっても、なかなかできないのが現実だろうと、もうひとりの自分が語っていることに気が付いた。

ドイツでは、『シュピーゲル』誌のベルトセラーにランクされるほど、よく売れているという。

現代社会に生きる人々が人間関係に深く苦しみ、悩み、模索していることの反映なのだろうか。

原書のタイトルは、
『Ich krieg Dich ! Menschen fuer sich gewinnen ? Ein Ex-Agent verraet die besten Strategien』2011年
(Vrelag Ariston、ISBN 978-3-424-20050-8)

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